「きのみの数S」は、おてつだいで拾うきのみを1個増やせる金サブスキルです。
非常に強力なサブスキルですが、すべてのポケモンで同じように評価できるわけではありません。特に「きのみとくい」と「食材・スキルとくい」では、優先度が大きく変わります。
この記事では、きのみの数Sをどのポケモンで狙うべきなのか、実際の厳選・育成経験も踏まえて解説します。
目次
きのみの数Sの効果

きのみの数Sは、おてつだいで拾うきのみの数が1個増えるサブスキルです。
| とくい | 通常 | きのみの数Sあり |
|---|---|---|
| きのみとくい | 2個 | 3個 |
| 食材とくい | 1個 | 2個 |
| スキルとくい | 1個 | 2個 |
きのみとくいなら通常2個のところ3個になるため、きのみを拾ったときのエナジーは1.5倍になります。
また、最大所持数に達したあとの「いつのまに育成」にも、きのみの数Sの効果は反映されます。
結論:きのみの数Sは「きのみとくい」なら必須級
私の場合、とくいごとの「きのみの数S」の評価は以下のように考えています。
| とくい | 評価 | 厳選方針 |
|---|---|---|
| きのみとくい | 必須級 | 基本的に狙いたい |
| 食材とくい | 基本的には不要 | 食材構成や食材補正などを優先 |
| スキルとくい | 基本的には不要 | スキル確率などを優先 |
| 一部のスキルとくい | 相性が良い | きのみバーストなどは例外 |
特にきのみとくいは、きのみの数Sを持っていることを厳選の前提にしてもいいと考えています。
一方、食材とくいは食材、スキルとくいはメインスキルを活かすことが本来の仕事です。きのみの数Sが付いているからといって、必ずしも強い個体になるわけではありません。
きのみとくいは「きのみの数S」を最優先したい
きのみとくいで、きのみの数Sを重視する最大の理由は、サブスキル1枠で得られる効果が非常に大きいからです。
実際に、Lv.50のライチュウを使って「きのみの数S」とおてつだいスピード特化個体を比較してみました。
きのみの数Sだけでスピード特化個体に匹敵する
ゴールド旧発電所で、以下の3パターンを比較しています。
| ライチュウLv.50 | 1日のエナジー | きのみエナジー |
|---|---|---|
| きのみの数Sのみ | 40,160 | 34,683 |
| おてスピM+S+おてスピ↑性格 | 40,019 | 32,478 |
| きのみS+おてスピM+おてスピ↑性格 | 52,422 | 46,685 |
注目したいのが、「きのみの数Sだけ」の個体と「おてスピM+S+性格のおてスピ上昇」を揃えた個体が、ほぼ同じエナジーになっていることです。
前者はきのみの数Sという1つのサブスキルだけですが、後者はサブスキル2枠と性格補正を使っています。それでも1日の総エナジー差は141しかありません。
だからこそ、きのみとくいでは「おてスピがたくさん付いているから、きのみSなしでも十分」とは考えず、まずきのみの数Sを確保したいところです。
もちろん、おてつだいスピードが重要ではないという意味ではありません。
きのみSにおてスピMと性格のおてスピ上昇まで加えた個体は、1日のエナジーが52,422まで伸びています。
きのみSを確保したうえで、おてつだいスピードも伸ばしていくのが理想です。
きのみSがあれば何でも採用するわけではない
きのみとくいならきのみSは必須級ですが、きのみSが付いているだけで無条件に育成するわけではありません。
私の場合は「きのみSを持っていて、特に大きなマイナスがなければ採用を検討する」というのが基本です。
たとえば、きのみSしか強みがないのに、おてつだいスピードが下がる性格であれば見送ります。
一方で、
- きのみS+おてスピMを持っているが、性格でおてスピが下がっている
- きのみS+おてつだいボーナスを持っているが、性格で食材確率が上がっている
といった個体なら、他の長所を含めて採用を検討します。
特に食材確率アップは、きのみとくいなら比較的許容しやすいマイナスです。
最大所持数まで持たせて「いつのまに育成」に入れば食材を拾わなくなるため、食材確率アップの影響を抑えながらきのみを集めてもらえます。スキル発動を狙えなくなる点には注意が必要ですが、きのみエナジーを重視する運用なら選択肢になります。
性格だけを見て切り捨てるのではなく、最終的なサブスキル構成を含めて、マイナスを上回るメリットがあるかで判断するのがおすすめです。
厳選しやすさや手持ちによっても基準を変える
同じ個体でも、ポケモンの入手難易度や自分の手持ちによって採用ラインは変わります。

たとえば私は、きのみS+おてつだいボーナスを持ったジュペッタを育成しています。性格は食材確率↑・げんき回復量↓と、きのみとくいにとって理想的とはいえません。
それでも、カゲボウズを厳選できる機会がそれほど多くなく、当時はゴーストタイプのきのみとくいを1匹も育てていなかったため採用しました。
1匹目から完璧な個体を求め続けるより、そのタイプの戦力が足りないなら、十分強い個体を育てて戦力を確保するという考え方も必要です。
逆に、すでに同じタイプのきのみとくいを育てているなら、2匹目は厳選基準を高くしてもいいでしょう。
きのみの数SはLv.50までに欲しい
1匹目として育てるきのみとくいなら、私はLv.10・25・50のどこかできのみの数Sを持っている個体を優先しています。
Lv.70できのみSを解放する個体でも、最終的には十分強くなります。しかし、Lv.70まで育てるには大量のアメや経験値が必要です。
特にヘルガーのようにフレンドからアメが送られてくる機会が少なかったり、出現場所が限られていたりするポケモンは、Lv.70まで育てるだけでも時間がかかります。
その間ずっときのみSなしで使うことを考えると、1匹目は現実的な育成範囲であるLv.50までに解放できる個体を選びたいところです。
ただし、Lv.50までにないから即不採用というわけではありません。
ニューラやイワークのように何匹も捕まえることが難しいポケモンや、ラティオス・クレセリアなど厳選回数が限られやすいポケモンなら、Lv.70のきのみSを受け入れることもあります。
また、同じタイプの1匹目をすでに育成していて、2匹目を長期的に育てる場合もLv.70を見据えやすくなります。
Lv.50までを基本にしつつ、厳選できる回数や手持ちの状況に応じて妥協ラインを変えるのが現実的です。
きのみS+おてつだいボーナスは理想に近い
きのみとくいでは「きのみSとおてつだいボーナスのどちらを取るか」と聞かれれば、私はきのみSを優先します。
ただし、きのみSとおてつだいボーナスを両方持っている個体は、かなり理想に近い構成です。
きのみとくいは、得意なきのみが選ばれているフィールドでは長時間編成することになります。そのポケモンがおてつだいボーナスを持っていれば、一緒に編成するポケモンのおてつだい時間も5%短縮できます。
たとえば途中で食材とくいを編成した場合、そのポケモンが必要な食材を集めるスピードも上げられます。食材を早く確保できれば、その枠を再びきのみとくいなどに戻しやすくなります。
そのため、きのみとくいの厳選では、まずきのみSを確保し、そのうえでおてつだいボーナスやおてつだいスピード系のサブスキルまで揃っている個体を高く評価しています。
食材とくいのきのみの数Sは基本的に不要
食材とくいの場合、私は基本的にきのみの数Sがない個体を優先しています。
きのみの数Sがあれば、きのみを拾ったときの個数は1個から2個になります。得意なきのみが選ばれているフィールドならエナジー面ではプラスですが、食材とくいの一番の仕事は必要な食材を集めることです。
そのため、厳選ではきのみSよりも、
- 食材構成
- 食材確率アップ
- おてつだいスピード
- おてつだいボーナス
- 最大所持数アップ
などを優先しています。
きのみSで最大所持数を圧迫しやすくなる
食材とくいできのみSをあまり評価していない大きな理由が、最大所持数を圧迫しやすくなることです。
きのみSがあると、きのみを引いたおてつだいで2個ずつ所持数が埋まります。最大所持数に達すると「いつのまに育成」に入り、それ以降は食材を拾わなくなります。
きのみとくいなら、いつのまに育成できのみを集め続けてもらう運用ができます。しかし、食材とくいで同じ状態になると、本来集めてほしい食材を持ってこなくなるため役割と噛み合いません。
得意なきのみのフィールドで多少エナジーが増えるとしても、そのために食材収集を不安定にしたくないというのが私の考えです。
他が優秀なら「きのみSがあるから不採用」にはしない
一方で、食材とくいにきのみSが付いていたからといって、それだけで不採用にする必要もありません。
食材とくいでは、まず欲しい食材を集められる食材構成かどうかが重要です。その条件を満たしたうえで他のサブスキルも優秀なら、きのみSを妥協して採用することはあります。

実際、私が育てているドオーは食材構成がAAAですが、きのみSを持っています。理想をいえば別のサブスキルが欲しかったものの、食材構成などを含めて再厳選するコストを考えて採用しました。
このような個体は、日中になるべくこまめにタップして食材を回収すれば、きのみSによる所持数圧迫の影響を抑えられます。

また、私が育てているイワパレスもきのみS持ちですが、最大所持数アップも持っています。最大所持数を増やせば上限に達するまでの時間を延ばせるため、きのみSとの併用もしやすくなります。
ただし、これはきのみSと最大所持数アップの組み合わせを積極的に狙うべきという意味ではありません。
あくまで「食材構成などが十分優秀なのに、きのみSが付いてしまった」という個体を採用するときに、最大所持数アップがあればデメリットを軽減できるという考え方です。
カイリューのようにきのみSを活かせる食材とくいもいる

食材とくいでも、きのみSを活かした運用ができるポケモンはいます。
私が育てているカイリューは、
- きのみの数S
- おてつだいボーナス
- おてつだいスピードM
を持っており、食材確率の補正はありません。
それでもカイリュー自身のおてつだいスピードが速いため食材をある程度集めながら、ドラゴンタイプのきのみが好物に選ばれたときには、きのみでもかなりのエナジーを稼いでくれます。
実際に育てたこと自体には満足しています。
ただし、同じようなカイリューを誰にでもおすすめするかというと別です。
私がこの個体を育てたのは、アンバー渓谷の実装時に新しい上位料理でカイリューの食材が必要になったことに加えて、当時の手持ちではアンバー渓谷で活躍できるきのみとくいが十分に揃っていなかったことも理由でした。
料理環境が変われば、カイリューに求める食材が変わる可能性があります。また、すでにボーマンダなど強力なドラゴンタイプのきのみ要員を育てているなら、きのみエナジーまでカイリューに任せる必要性も下がります。
そのため、カイリューのように食材収集ときのみエナジーを両立できるポケモンであっても、食材とくいできのみSを積極的に狙うことは基本的におすすめしません。
好きなポケモンを長く編成したい場合など、食材収集だけでなくエナジーも稼いでほしいという目的が明確なら、こうした育成方法も選択肢になります。
スキルとくいも基本的にはきのみSを優先しない
スキルとくいでも、私は基本的にきのみSを優先していません。
スキルとくいの仕事はメインスキルを発動することなので、
- スキル確率アップ
- おてつだいスピード
- おてつだいボーナス
など、本来の役割を伸ばせるサブスキルを優先したいからです。
さらに、きのみSで最大所持数が埋まりやすくなる点も無視できません。
最大所持数に達して「いつのまに育成」に入ると、その間はメインスキルの抽選が行われません。スキル発動を目的に編成しているポケモンにとっては、きのみを多く持ってくるメリットよりもこちらのデメリットが気になります。
食材とくいと同様、きのみSが付いているだけで不採用にする必要はありませんが、一般的なスキルとくいなら、きのみSより本来の役割に合ったサブスキルを狙いたいというのが基本です。
例外的にきのみSと相性が良いスキルとくいもいる
スキルとくいの中には、例外的にきのみSを高く評価できるポケモンもいます。
代表的なのが、「きのみバースト」と「おてつだいサポート」を持つポケモンです。
きのみバースト持ちはきのみSを狙う価値が高い
きのみバーストを持つポケモンは、得意なきのみが好物に選ばれているフィールドで使うことが多いため、通常のおてつだいで集めるきのみの価値も高くなります。

そのため、ジュカインなどのきのみバースト持ちは、一般的なスキルとくいとは違ってきのみSを積極的に狙う価値があると考えています。
スキル確率やおてつだいスピードを伸ばしてメインスキルの発動回数を増やすのも強力ですが、きのみSがあれば通常のおてつだいでもエナジーを稼げます。
得意なフィールドで長時間編成する前提なら、スキルときのみの両方でエナジーに貢献できるのが強みです。
特に通常のポケモンで厳選回数を確保しやすい場合は、私はきのみSまで含めて厳選したいと考えています。
一方、クレセリアやラティオスなど厳選できる回数が限られるポケモンまで、同じ基準できのみSを必須にするのは現実的ではありません。ここでも、ポケモンごとの厳選しやすさを考えて基準を変える必要があります。
おてつだいサポート持ちもきのみSを活かせる

エルレイドなどの「おてつだいサポート」持ちも、きのみSを活かせるポケモンです。
おてつだいサポートは、対象となったポケモンのおてつだいを複数回進めるスキルです。きのみSを持つポケモンのおてつだいが進めば、そこで拾うきのみの数にもきのみSが反映されます。
自身がおてつだいサポートの対象になった場合も同様なので、得意なきのみのフィールドでは、スキルを発動しながら自身もエナジーを稼ぐ運用ができます。
私が育てているエルレイドもきのみSを持っており、きのみとくいに近い形でエナジーを稼ぎながら、おてつだいサポートで他のポケモンの仕事も進められる点を強く感じています。
ただし、おてつだいサポートはパーティー構成によって評価や運用方法が大きく変わります。詳しい使い方については、個別のポケモンを扱う記事で解説します。
スキルとくいだから一律できのみSを避けるのではなく、そのメインスキルと、どのフィールドで使うポケモンなのかまで考えて判断することが重要です。
きのみSとおてつだいボーナスはどちらを優先する?
「きのみの数S」と「おてつだいボーナス」はどちらも強力な金サブスキルですが、どちらを優先するかはポケモンの役割によって変わります。
私の場合は、以下を基本にしています。
| とくい | 優先したいサブスキル |
|---|---|
| きのみとくい | きのみの数S |
| 食材とくい | おてつだいボーナス |
| スキルとくい | おてつだいボーナス |
| きのみバーストなど一部のスキルとくい | ポケモンによってきのみの数Sも高評価 |
きのみとくいについては、前述したライチュウの比較からも分かるように、まずきのみSを確保したいです。
一方、食材とくいや一般的なスキルとくいでは、きのみSがなくても本来の仕事に困りません。むしろ、おてつだいボーナスで自身と他の4匹のおてつだいを速められるほうが役割と噛み合っています。
この2つの違いを簡単に表すなら、おてつだいボーナスは汎用性が高く、きのみSはハマったときの効果が大きいサブスキルです。
おてつだいボーナスは、フィールドや一緒に編成するポケモンが変わっても効果を活かせます。
対してきのみSは、得意なきのみが好物に選ばれているときほど価値が高くなります。また、食材とくいやスキルとくいでは最大所持数を圧迫することもあるため、すべてのポケモンに欲しいサブスキルではありません。
だからこそ、「金サブスキルだからきのみSが付いていれば当たり」と考えるのではなく、そのポケモンに何をさせたいのかを基準に評価することが大切です。
きのみの数Sの厳選基準まとめ
最後に、私がきのみの数Sを厳選するときの基準をまとめます。
きのみとくい
基本的にきのみSは必須級です。
特に1匹目として育てるなら、実用的な育成範囲であるLv.50までに解放できる個体を優先します。
ただし、きのみSだけを見て採用するのではなく、性格や他のサブスキルも確認します。多少のマイナスがあっても、きのみS+おてつだいボーナスなど、それを上回る強みがあれば採用候補です。
また、厳選しにくいポケモンや2匹目以降であれば、Lv.70できのみSを解放する個体まで候補を広げることもあります。
食材とくい
基本的にはきのみSを狙いません。
食材構成を最優先にして、食材確率やおてつだいスピード、おてつだいボーナスなどを重視します。
ただし、欲しい食材構成で他の能力も十分優秀なら、きのみSが付いていることだけを理由に不採用にする必要はありません。
カイリューのように食材を集めながらきのみエナジーも稼げるポケモンもいますが、特殊な運用として考えたほうがいいでしょう。
スキルとくい
一般的なスキルとくいでも、きのみSの優先度は低めです。
スキル確率やおてつだいスピードなど、メインスキルの発動につながる能力を優先します。
ただし、きのみバーストやおてつだいサポートのように、得意なきのみのフィールドでエナジーを稼ぎながら使いやすいポケモンは例外です。
スキルとくいについては「きのみSは必要・不要」と一括りにせず、メインスキルとの相性まで見て判断します。
まとめ:きのみの数Sは強いが万能ではない
きのみの数Sは、ポケモンスリープの中でも非常に強力なサブスキルです。
特にきのみとくいでは効果が大きく、Lv.50ライチュウの比較では、きのみSだけの個体が「おてスピM+S+おてスピ上昇性格」を揃えた個体とほぼ同じ1日エナジーになりました。
そのため、きのみとくいでは基本的にきのみSを前提として厳選し、そのうえでおてつだいボーナスやおてつだいスピードまで揃った個体を狙いたいところです。
一方、食材とくいや一般的なスキルとくいでは、きのみSを無理に狙う必要はありません。本来の役割を伸ばせるサブスキルを優先したほうが使いやすくなります。
「きのみSが付いている=当たり」ではなく、そのポケモンの役割にきのみSが合っているかで判断する。
これを基準にすると、きのみの数Sを持つポケモンを育てるべきか判断しやすくなるでしょう。